海外ナンパ師のABC

外国の女性を抱くことについて

アルゼンチンナンパ Part 6 ベネズエラ人とアルゼンチン人を連続即

 日曜日だ。僕は今までサボりにサボっていたストナンを今日こそは真面目にやろうと思い、朝からストリートに立った。最初に向かったのは、公園だった。日曜日の昼間だし、女の子たちは公園で日向ぼっこしているだろうというなんとも安易な予測からの決断だった。しかし、予想に反して、見つけることができたのは小さな子どもを連れた家族ばかりだった。 

 その次は、僕が住んでいたパレルモからは少し離れたところにあるモンセラート地区のフロリダストリートという繁華街へ向かった。タクシーに乗っていて異変に気づいた。いつもと違ってソロで歩いている女の子がほぼ皆無だったのだ。フロリダストリートについてみると、人がまばらにしかいなかった。しかも年配の男女やカップルのみだ。欧米では基本的に日曜日は家の中に篭っているという習慣があるのだ。外に出てもお店は閉まっているし、やることがないから家族とゆっくり過ごす時間らしい。せっかく一念発起して出たというのに不運極まりない。

 フロリダストリートは諦めて、レコレータ地区というところに向かってみた。ここにはあの映画『エビータ』でも有名なエヴァ・ペロンの墓がある。墓場の周辺は綺麗な公園が広がっていて、ショッピングモールもある。前回、観光で訪れたときにきれいな女の子が沢山歩いていて、場所的にも落ち着いた所だったので声掛けがしやすいと思ったのだ。ここも例に漏れず、タゲ砂漠であったが、数人だけソロのタゲを見つけることができた。声かけをしてみると、中々反応はいい。しかし、全員全く英語が話せなかった。1人だけ物凄くラブリーな子がいたのだが、彼女もスペイン語しか話せず、泣く泣く放流した。

 その後は家の近くを放浪してみた。ここでも泣かず飛ばずだ。

 しばらく歩いていると、アルゼンチン人らしからぬ女が前方から歩いてくるのを見つけた。夜の7時頃だっただろうか。アジア人ぽいがアジア人ではないし、ヨーロッパ系とは言えないがヨーロッパ系ぽいなんとも表現しがたい感じの雰囲気の女だった。反応は上々。年齢は30歳らしく、僕のジョークにカラカラと高い声で笑う女だった。なんていうか歳相応の笑い方だった。食いつきは十分だったが、友達と夕食に行かなければならないというので、夕食の後に飲みに行く約束をして放流した。

 彼女を放流した後、tinderを見てみると、アルゼンチン人の女から連絡が入っていた。ナイーという発音しづらい名前の23歳の女だ。今日の夜の12時まで仕事があるからその後、飲みにいけるとのことだった。

 ストナンの女に関して、特筆することはない。正直話していて面白いとは思わなかった。会った瞬間から十分すぎるほど食いつきを感じていたので、飲み始めてからセックスまではスムーズだった。わずか1時間くらいのアポだったと思う。流れ作業的にビールを一本飲んで、手をつなぎキスをして、形式グダを崩して、家に連れ出しセックスをする。それだけだ。僕はそれよりも今日中に2即を達成したいという思いに囚われていたので、セックスの後はすぐに彼女を追い出し、ナイーのもとへと向かった。

 ナイーは非常にシャイな子だった。おまけに英語もほとんど話せない。男の子のように髪を短く切り、バイクが趣味で、ガソリンスタンドで働きながら、建築家になるために勉強しているという。今日もガソリンスタンドで8時間バイトした後、バイクで直接プラザセラーノまで向かってきてくれた。彼女は本当にベーシックな英語しかわからなかったので、単純な話しかできなかった。バイセクシャルで以前女の子と付き合ったりもしていたが、去年まである男と同棲しており、別れた後は母親と2人で暮らしているらしい。髪の短い女は自分に自信があり、相手のために妥協したりしないという偏見を僕は持っているのだが、彼女はそうではなかった。終始、ニコニコしながら、拙い英語でなんとか意思疎通を図ろうとしてくれた。

 僕は彼女に飲み物を一杯おごる代わりに、バイクの後ろに乗せてもらう約束をした。彼女のバイクは青だった。なんというバイクなのかはわからない。僕は全く乗り物に興味がない。バイクに乗るのは初めてだった。時速40キロくらいで夜中のパレルモを走った。思ったよりも不安定で怖かった。おまけに、セーター1枚だったので、凍えるように寒い。終始、彼女の体にギュッと抱きついていた。彼女は小さく笑いながら僕の膝をさすった。

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 20分くらいで、アパートの前に着いた。バイクを降りて彼女と向き合い、一瞬の静寂が訪れる。そして、僕はゆっくりと口を開けて、かねてより言ってみたいと思っていた例のセリフを発した。

 

 “Would you like to have some cup of coffee in my room?”

 “Maybe.”

 

 

 

 

 

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