海外ナンパ師のABC

外国の女性を抱くことについて

嫉妬という感情について

 最近嫉妬している。東京の路上で声をかけた女の子と珍しく長く関係が続いていたわけだが、一時期一悶着あって今はなんかお互い微妙な距離感で連絡を取り合っている。で、まぁ電話の時とかメールの様子で、女の勘ならぬ酋長の勘が働いて、他の男と寝ているんだろうな感がびんびん伝わってきていて、まぁそんなことを直接確認するほど自分も野暮ではないし、こういう微妙な関係を作った元凶は実は自分にあるので口を出せるわけでもなしに、ノータッチを貫いているのだが、やっぱり定期的に得体の知れないどす黒い感情が沸き上がってくる。

 そして、一方でその得体の知れないものを分析しようとする冷静な自分もいる。こういう感情が沸き上がるときは決まって、どんな男と寝ているのだろうかと想像するときだ。自分よりもイケメンなんだろうか。自分よりも社交的で気遣いに長けた人なんだろうか。自分よりセックスがうまいんだろうか。自分より頼りがいがあって一緒にいて落ち着く人なんだろうか。想像はつきない。嫉妬心というよりも恐怖心だ。結局、僕は彼女の承認を利用して自分が優れた男であることを確認しようとしているだけだ。自分の腕の中で安心して寝ている彼女を見て、歩いている自分の腕に絡んでくる彼女を見て、誰かから特別に必要とされている格別な人間であると錯覚している。そういう自分よがりな幻想が打ち砕かれると怒りに飲み込まれる。

 嫉妬心ってそういうものだと思う。みみっちいし、恥ずかしいから誰かに面と向かって言うなんてことは到底できないものだ。

 本質的には人間に優劣なんかないはずだし、会う人会う人が自分より優れているかどうかなんて考える人生は悲しい以外のなにものでもない。ナンパを始めてからそこそこ女を抱けるようになって、そういう劣等感とかいった類のものはなくなったと思ったが、根本的には自分は以前と何も変わっていないAFC、どこにでもいるような欲求不満の非モテだったわけだ。

 

 椅子に座って本を読んでいても、仕事をしていても全然頭が働かないから、お決まりの「酒を飲んで忘れる」と「他の女と寝る」を試してみようと、昨日Tinderの女とアポを取りつけたが、こいつがとんでもなく相性が悪く自分が苦手な女の典型的なやつだったので、何も起こることがなく逆にストレスがもっと溜まった。というわけで、日記にしてネットで晒したらちょっとは自分の状況を笑ってやることができるかなと思って、このエントリーを記した次第だ。